県内最初の認定ペット火葬施設

亡くなったペットの埋葬に関して、まだまだ設備も、飼い主側の意識も整っていなかった昭和の昔、当時の沼津市では焼却業務を行っておらず、市の清掃プラントも未対応だったため、ことが起きた際に、飼い主はどうしていいかわからず困ってしまうというのが現状でした。実際、河原や海、山野への不法投棄が目立つなど社会問題にもなっているのを見て、日緬寺は、いまだ火葬した後のお骨を埋葬するような習慣がなかった当時において、火葬から永代供養、動物霊柩車でのお引き取りなど、法務の一貫として動物供養と火葬を執り行うべく、昭和55年に沼津動物霊園を設立しました。《右の写真は、当時の静岡新聞に掲載されたものです》
設立より一貫した供養形態

昨今は、葬儀業者と、お寺の僧侶が別々に特化した形式の供養形態が増えておりますが、一方で、「サービス業」としての業務を一番に掲げるあまり、「家族」のその後を心なく扱ってしまうケースも増えております。日緬寺および動物霊園では、住職以下、寺族のものが目の届く範囲で、一貫した法務の形態で供養を執り行っています。霊山牛臥山に御霊が眠るご縁を大切に、開山して以来、その供養を執り行うのが、お勤めです。
動物霊園のランドマークとしての誇り

県内最初の動物霊園ということで、そのランドマークたるべく、動物を通じた人間生活においても、きちんとした提言をお寺の側からも率先して行っていきたいと思っています。「家族」が亡くなって残された人達のグリーフケアや、動物遺棄や虐待など人間倫理上の問題、動物たちとのおもいでづくりなど、動物をめぐる今までと、これからをつなぐ縁の紐帯となるよう、心がけております。