沼津動物霊園の理念

ペットの供養を行うことで、生きることの尊さを感じ、別れることの悲しみを知る。絶えることない思い出をこの胸に、感謝の気持ちをあらわしたい。悲しみ・痛みを乗り越えるためのグリーフケアや里親探しも、お手伝いします。

霊園の理念

霊園の理念01

家族の一員であるペットの「死」は我々に何を遺すのでしょうか。喪失感、つらさ、痛みは勿論ですが、家族として迎えた時からの記憶が生前の頃よりも鮮烈に甦ってくることこそ、我々を悲しみに到らせます。しかし、そんな中にも、最後に彼らが与えてくれたものは、出会いと別れの意味を考えさせてくれる尊いきっかけと経験であるということに、やがて私達は気がつくことになります。当園では、「ペットの供養を通じて生きることの尊さを考え、別れることの悲しみを知る」という理念の下、訪れる動物達を丁寧に供養させていただいております。こうした考えは当初から変わらず、昭和五十年の開園以来、火葬・埋葬・供養までを一環した法務の中で行ってきました。人とペットの心の繋がりに、流行やブームは通じません。訪れになる皆様に対しては、気持ちの整理がつきにくい中、少しでも心の支えになれますよう、住職以下、寺族のものが、時間の許す限りお話をお聞きします。

グリーフケアの考え

霊園の理念02

想像していなかったものにとってのペットの突然の死は、簡単には受け入れ難い、厳しい現実です。残されたものは、彼らが自分の心の、よりどころだったことを、失って初めて気が付き、その結果、自責の念に苛まれます。それが続けば生活にも影響が出て、その人を取りまく環境そのものがゆっくりと変化し始めます。沼津動物霊園では、そうした悲しみをなかなか受けとめることが困難な方々に対し、ペットロスのためのグリーフケア(緩和策)を目的とした様々な行事を執り行っております。ペットのおもいでを語り合う会『おもいでのつどい』では、ペットをお持ちの方も、失った方もお集まりの上、それぞれのおもいでを話し合い、先達からよきアドバイスを受け、快復への再出発を促します。薄茶の手前と共に、どうぞお立ち寄り下さい。

生あるものへ-里親手帖-

霊園の理念03

全国動物行政アンケート調査報告では平成20年の時点で、28万を超える犬猫の殺処分が行われていると報告されています。保護活動など、行政やNPO法人による草の根ネットワークの努力で年々減っていますが、根絶に向けては、動物をとりまく人間環境の変化に向けた意識づけと、努力が必要不可欠です。その活動を当園も微力ながら支援したいと思い、捨てられた動物の里親捜しのために、掲示板を用意しました。里親手帖は、動物を飼えなくなった人に思いを留まらせ、また、捨てられた動物は保護をするための、「見捨てぬ努力」を、ペットを愛する皆で確認・実行していくための暖かな『現場』です。

ロゴマーク

霊園の理念04

沼津動物霊園のロゴマークは、たくさんの人にわかりやすく、また長きにわたって親しまれるものとして、「伝統、自然、地域」の3つを表した親和性の高さを求めたものになっています。中央の山は、多くの動物の魂を慰霊する霊山である牛臥山を。それを取り囲む「くにがまえ」は「霊園」を。そして漢字の一部を取り入れることで、日本らしさを現したグラフィカルな意匠に仕上がっています。

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