2012年の秋彼岸動物慰霊法要が開催されました。

ご自分達のご先祖への墓参り供養をなす前に、今は亡き大切な家族の一員への思いを胸に早々とお参りを済まされる方も多く見受けられました。

定刻通り僧侶方によって厳粛に法要が執り行われ、皆それぞれの思いを胸に 花を飾り、香を手向けました。

亡きペットへの想いを綴った手紙が読まれ、会場にご参列の人々の心に響きました。同じ悲しみを背負った方の心のやすらぎのため、お施主様のご厚意により、お手紙の内容をここで紹介したいと思います。

ろんちゃん

ろんちゃん　そっちの世界はどうですか？
お友達はできましたか？　おじいちゃんにご挨拶はしましたか？

ろんちゃん。15年半前にうちに来てから、あなたとはたくさんおの思い出がありますね。

他のワンちゃんに比べ、散歩もボール遊びもそれほど好きでなかったろんちゃんだけど、家族がケンカをすると仲裁に入るような優しいコでした。

走るのが速くて、食べることが大好きなろんちゃん
おいしいものをいっぱい食べて　楽しく過ごして下さい。

ろんちゃん。　わかっているけど　やっぱり　もう一度あなたに会いたいです。

いつか私たち家族がそっちの世界にいったときには　また一緒におやつを食べて遊ぼうね。

大好きだよ　ろんちゃん　ありがとうね。

M

ピーちゃんへ

ピーちゃんが逝ってしまってから、一ヶ月ちょっと経ちましたね。最初は悲しみでいっぱいで、仕事中もふと思い出し涙がこぼれてしまったりしてたけど、納骨を済ませ今は、楽しかった思い出もたくさん浮かぶようになったきたよ。
ピーが一歳の頃、コンビの外でつないでいたリードがとれて迷子になってしまったね。写真付の書面を作って訪問しながら一日中さがしても見つからず、あきらめ半分でもう一度コンビニにいったら何食わぬ顔でこっちをみているピーを見つけたとき、人目も気にせず号泣しちゃったね。まっ昼間にセブンイレブンの前でフェレット抱きしめて、号泣している様子は他人からみたら奇妙だっただろうな。今となっては少し笑えるね。でも本当にみつかってよかったよ。
公園や海にもよく行ったね。いつも元気でいたずら好きで、かまって欲しくて足を噛んでは逃げていく須方が浮かびます。
おばあちゃんになってからは大きな手術もがんばったね。
ここ半年は闘病生活もよくがんばりました。ご苦労さまでした。
７年半一緒にいて、たくさんたくさんがんばったピーからいっぱい教えてもらったよ。これからはあっちでゆっくりのんびりすごして下さいね！お元気で！ピーちゃんありがとう。
平成24年9月22日
J.Y

御焼香では多くの方々が暑い中にもかかわらず列をなして掌をあわせました。

住職から、ご挨拶。生きるものすべてが、縁によってつながっており、それを多少ともコントロールするには縁が生まれる環境を整えること（「与力」と「不障」の増上縁）が必要だということが話されました。

沼津動物霊園にご縁を頂き、此処に祀られた大切な、大切なペットたちの思いを共有し厳かな中にも。和やかな式典が終了しました。