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動物霊園の伝統・
歴史・理念

​沼津動物霊園の成り立ちとその教義についてご紹介します。

霊園について
大本山日緬寺境内
大本山日緬寺境内

1.歴史

沼津動物霊園は県内では最初の認定ペット火葬施設を備えた、動物霊園のパイオニア、沼津のランドマークです。霊園設立以前より、葬儀業者を入れず、住職以下、寺族により一貫した供養を行っております。

大本山日緬寺
静岡新聞の当園掲載記事

昭和55年静岡新聞夕刊

2.県内最初の認定ペット火葬施設

亡くなったペットの埋葬に関して、まだまだ設備も、飼い主側の意識も整っていなかった昭和の昔、当時の沼津市では焼却業務を行っておらず、市の清掃プラントも未対応だったため、ことが起きた際に、飼い主はどうしていいかわからず困ってしまうというのが現状でした。

 

実際、河原や海、山野への不法投棄が目立つなど社会問題にもなっているのを見て、大本山日緬寺は、いまだ火葬した後のお骨を埋葬するような習慣がなかった当時において、火葬から永代供養、動物霊柩車でのお引き取りなど、法務の一貫として動物供養と火葬を執り行うべく、昭和55年に沼津動物霊園を設立しました。《右の写真は、当時の静岡新聞に掲載されたものです》

大本山日緬寺境内

霊園を護る碧の寺、
大本山日緬寺

大本山日緬寺は、仏舎利(ぶっしゃり=仏様のご真骨)を奉安する立正宗(日蓮宗系)のお寺です。後方を霊山牛臥山、すぐ隣に牛臥の海が広がる環境にめぐまれた当山には、仏舎利のほか、妙地観音など、歴史ある仏宝の拝観に、毎日多くの人たちが訪れております。

 

毎年11月に行われ、日本各地から吟醸酒がつどう飲食感謝のお祭り、『酒塚供養祭』では、地元だけでなく全国各地から観光客が訪れ、賑わっています。隣接のかぴらばす保育園では、乳幼児から6歳児まで、地域の恵みや環境の中で豊かな情操を育む教育が行われており、境内でお散歩する園児の元気な姿が心を和ませます。

日緬寺住職

3.霊園の理念

家族の一員であるペットの「死」は我々に何を遺すのでしょうか。喪失感、つらさ、痛みは勿論ですが、家族として迎えた時からの記憶が生前の頃よりも鮮烈に甦ってくることこそ、我々を悲しみに到らせます。しかし、そんな中にも、最後に彼らが与えてくれたものは、出会いと別れの意味を考えさせてくれる尊いきっかけと経験であるということに、やがて私達は気がつくことになります。

 

当園では、「ペットの供養を通じて生きることの尊さを考え、別れることの悲しみを知る」という理念の下、訪れる動物達を丁寧に供養させていただいております。こうした考えは当初から変わらず、昭和五十年の開園以来、火葬・埋葬・供養までを一環した法務の中で行ってきました。人とペットの心の繋がりに、流行やブームは通じません。訪れになる皆様に対しては、気持ちの整理がつきにくい中、少しでも心の支えになれますよう、住職以下、寺族のものが、時間の許す限りお話をお聞きします。

4.開園以来一貫したお勤め

昨今は、葬儀業者と、お寺の僧侶が別々に特化した形式の供養形態が増えておりますが、一方で、「サービス業」としての業務を一番に掲げるあまり、「家族」のその後を心なく扱ってしまうケースも増えております。日緬寺および動物霊園では、住職以下、寺族のものが目の届く範囲で、一貫した法務の形態で供養を執り行っています。霊山牛臥山に御霊が眠るご縁を大切に、開山して以来、その供養を執り行うのが、お勤めです。

沼津動物霊園彼岸会合同供養
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